おぎっち

としはきくまの

 個人的には 最近のグランツールは 展開が組織的過ぎて、 昔のような個人技でレースを動かしていくような 個性的で 濃い走りが評価される事が無くなり、 

 クラシックに比べると 劇的な展開が スッカリ無くなってしまったけど、、


 けど 去年のツールのような 石畳での区間でのタイム差が、後半まで 尾を引き 小さな山岳でも緊張感が在り 波乱を助長させてて、

 最後には コンタドールシュレックのトラブルを突いて 飛び出したなんて、、


 「誰のファン」とかは無視して、レースとして観れば 最近に無い緊張感が在って、面白かった。。


 90年代中盤以降みたいな ドーピング検査が厳しく無かった頃は 個人の差が付き過ぎて、膨大な資金力を投じてたフェラーリ時代のシューマッハを観てる様な、内容の乏しさで、

 その点、ドーピング検査の厳しい今は、実力差が詰り、しかも後半に疲れを観せる選手が増え、展開が ガラっと変化するので、

 最終個人TTで 総合を狙えるタイムトライアルのスペシャリストが 大失速し、


 それまでの ステージ 平地や山岳 全てのレースでのライバルとのタイム差を 地道に稼ぐ必要に成り、

 内容的にも 80年代のような展開が出て来て 面白くなった気がする。。



 
 ちなみに F1はレギュレーションを大分改善し、シューマッハ復帰したけど ボロボロらしい・・

 機材戦争を終結させる為、かなりエンジンやシャーシの規則を厳しくし、しかも オーバテイクを遣り易いような空力に ワザとルールで遣らせて、

 結果、シューマッハ時代のフェラーリみたいな ダントツな走りが出来なくなり、

 当時 そのフェラーリで名を馳せた代表のブラウンは、 今 大金をメルセデスから得ながら、
 BMWから捨てられた 金欠のザウバーと戦ってる程 落ちたらしいで・・・


 
 エポ時代のアームストロングと、フェラーリ時代のシューマッハは、凄く似てるが、、

 その反動で変化した 時代が変わって以降(ルールが厳しくなって以降)の 復帰した両人の活躍出来ない姿も 似てるし、


 再び 自力で勝つ内容が問われ始めた 今の F1と自転車競技も 似てると 想う。。