おぎっち

さしそはひきこく


 俺は昔 チャリンコ屋に成るのが夢やった・・

 て言っても ママチャリ屋に成りたかった(笑)


 ママチャリって 意外と触ってて 面白い。。

 アナログと言うか 直し方とかが実務的で、長く使えるよう 調整や整備したりするの、結構 おもろい・・・


 意外とロードバイクを触るのは そんなに興味 無かった。。


 実際 バイトで ママチャリを触る事も何度か在ったけど、ロード 買いに来る客と 全く趣旨が違うし、

 ロード 買う人って 当時は 妙な 価値観で買いに来る人が多かったから 別にフランスで走ってたような感覚の競技とかで買ってる奴なんか ほとんど居なかったから

 逆に 相手 したく無かった。。。



 ま 実際 今のショップでも 自転車競技に関わった事 無い人が 売ってたりするから、

 アタックがんがん掛けて 集団を選別しながら 石畳やの 路地やの 突っ込んで行くような 当たり前なんやけど 通じない ああ言う世界を経験した事の無い人が 競技バイクを売ってる訳で、


 かなり 疑問やと感じる事も在る・・・・


 ま、自己満足の中で 達成感を求めるのが 今の日本の客の ほとんどなんかも知れんけど、

 やっぱり 競技バイクやねんから、競技に必要な事 提供するんが ホンマのショップの役割やったりすると想うし、


 太ったオッサンに軽量部品を売るような価値観は 俺は 余り興味ない。。


 ま いわば チャリンコ屋に成りたかったのも、 競技バイクを売るのと それ以上に その競技の価値観や環境を提供するような 事をしたかった のやけど、


 そういう価値観が 余り無い日本にして そう言うのを求めるのも 難しいやろし、

 例えば 今のタニムラで ホンマにレースで勝とうとして走ってる人なんか まぁ 川本君と 今 辞めたけど 平田さんくらいのモンで、

 ママチャリ屋を 始めるなんて言うても コーナンとかあさひで 糞安い この中国製のチャリが犇く中で、つぶれ捲くってる中、

 「修理とか整備とか 長く乗り続けるチャリを触り売りたい、」って 憧れる古いチャリ屋なんか 俺が働いてた時期で すでに 衰退してたからな・・・。


 チャリは もう ええわ・・・


 まぁ 中川さんみたいに 自分で造って売って 自分で客に競技の本質の場を提供して 売って行くなんか 凄いと想うけど、、


 チャリ屋には 全く 憧れは無くなったな。。


 まぁ ベルギーみたいな ケルメスがガンガン開催されてる中で そう言った需要の相手に商いしてる 小さいショップとか 寄ったりした時は

 「格好良いなぁ〜」と想ったけどな・・・・



 まぁ そんな本質的な憧れを抱いても このマイナーな国で それ等を描くには、余りにも乏しい夢なので どうするも 想う事も 何も無いがね・・・