おぎっち

さそひこみものね


 入院して思ったけど 薬の力って 凄いな、、


 病院へ飛び込むまで 市販の薬で耐えてたけど 40度の熱は 全く下がらず むしろ 呼吸が苦しくなって行く一方やった・・・


 けど 入院先で飲んだ 解熱剤は ビショビショに成る程の汗と 急激な体温変化で寒気で震えが止まらんくらいの 即効性が在る効き目で、、

 結局 4回くらい飲んだけど、40度と平熱を 行き来する日々で 寒気で冬物のフリースで厚着をしたり 暑くてシャツを脱いで汗をかいて なんとも言えん 上下 やった・・・


 ただ 高熱は3日で治った・・・



 ドーピングも そうなんやろな、、、


 数年前に 自転車競技の怠慢化したドーピングの浸透に 警察や連盟等が 急激に取り締まり 有名な選手が次々と追放され、トップ枠がガラガラに成ってしまった。。

 その中心的なのがエポなんやろうけど、、


 当時は ドーピングが正しいか間違いか や 無く、いかにして薬を知り 使いこなすか みたいな世界で、


 引っ掛かった人間を 個人だけ叩き 浸透してた背後にある スポーツ専門の組織や医師が捕まる事は無かった・・・



 自分がフランスへ行ってた時期ですら やはりドーピングは 正しいとか間違ってるかの議論や無く、薬を どのような使い方をするか みたいな話が多かった。。



 「失敗した奴は 間違った使い方を してる、、用量や用法を間違えれば 危険やし身体からも何等かで表れ 検査にも引っ掛かる・・」と アイルランド代表の選手が言ってた・・・



 「やからこそ、強い選手にはクラブぐるみで ちゃんとした専門医師が居て 使う量や使い方の処方を受けてるが、金の無いアマ等は 何処からかのブローカから薬を手に入れて 乱用し、薬に寛容なオランダなんかで アマが死に捲くってる・・」とも言ってた。。



 けど ここ近年 急激にドーピングに過剰反応し 取り締まった為か、


 プロのレースを観ても 「圧勝」で 勝てなく成ってる・・。


 バッソやアームストロングなんか その境目が 凄くハッキリしてて 過去は 後半でも圧倒的な走りを見せてたのに この前のツールでは 急激に疲れをみせ 散っていってた・・。


 しかも 衰退年齢でないバッソも ジロで勝ったけど 前回に勝った時の 圧倒的な強さや無く、今年は むしろ全般的に後半 周りの選手が疲れを見せて衰退してタイムを失い、

 バッソが生き残った、、といった内容で、過去のアームストロングと遣り合った圧倒的な走りの力とは 全く違う走り方やった・・・



 やから このツールも インデュライン時代からアームストロング時代に定番やった、最終個人タイムトライアルで ダントツの走りを見せるマイヨジョーヌ ってのが 全く無くなってしまった。。


 好成績を残したのは 山岳ステージで 完走タイムぎりぎりで ワザとゴールし 力を貯めてたタイムトライアルのスペシャリストばっかりで、


 コンタドールシュレックは 30位台で 接戦を演じ、共に トップタイムより3分以上遅れてる・・・


 あのアームストロングは 7分近くも遅れ 過去の栄光の姿は 全く無かった・・



 コンタドールなんか タイムトライアルでも本来はスペシャリストで スペインチャンピョンにも成ってるけど、その最終TTでは かなり苦しそうに走ってた。。




 たぶん 全ての選手がドーピングを遣ってても 逆に 全ての選手がドーピングを遣ってなかっても コンタドールを勝ってたんやと思う。。



 ただ レースのスタイルが全く変わり ダントツで走れるなんて トップ選手ですら 出来ず、、接戦の場で戦う事と成って、強い奴が 力だけでは勝てなくなり


 互いにアタックを掛け合わないと 差が作れない状況に 変化してるかも知れん。。


 シュレックコンタドールがアタックの掛け合いに成って シュレックはチェーンが外れてたけど コンタドールは「待つ」と言う その勝負所を失う余裕は無く、 そのまま行ってしまってた。。


 逆に言えば シュレックは そんなアタックで遣り合ってる重要な場面でチェーンを外してしまい、勝負所を失ってしまってた。。



 もし 昔みたいな ダントツの走りが 薬によって可能ならば コンタドールは あの場面で偽善者を演じて待ってても、 アームストロングやインデュラインのように 最終TTで圧勝して 勝てば良かったんやろけど、


 今は もう そう言う時代ではないのかも 知れんな。。



 
 ドーピングってのは「強くなる薬」では無く「弱く成らない薬」やと スペインで誰か忘れたが 言ってた。。


 よは 薬によって身体の回復力を増し 結果的に身体が衰退せず、 回復力である「補う力」によって強く成る って事らしい・・


 やから フォンドリエストのような 安静時でも心拍数が70くらいの高さの 産まれ付き心拍数の高い選手は 回復力が鈍く、ワンディで強くとも グランツールの前半で上位に居ても 後半タイムを失ってしまう・・


 と スペインの雑誌に書かれてた、、。


 よは 薬によって回復力を増せば その身体の甦生する力に寄って強くなり 薬の力が発揮されるが、逆に 回復力が鈍いと 身体を回復させようとする時点で 時間を費やしてしまい、身体が甦生する段階に成らないまま 翌日のレースを向かえてしまう、 らしい・・・



 
 




 F1のレギュレーションと似てるかも知れん ね・・


 ホンダエンジンが強い時期はマクラーレンが優位で エンジンの規制が強くなり 苦戦してた、、ウィリアムズのリアアクティブのサスが発揮されてた時期は ダントツにウィリアムズは強かったけど 規制で禁止され シューマッハベネトンに負けてた・・。


 ただ セナもマンセルもプロストも 弱い車でも勝ってたので、結果的に 氏等は どの時代の どのレギュレーションでも 伝説を残してたのかも 知れんね・・。