おぎっち

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緒方さんが亡くなってたな、、

 

フセイン政権のイラクで毒ガスの大虐殺が行われた中で、国連が国境を越えて 難民を救いに行った時の UNHCRの最高指導者、、

 

晩年60歳を過ぎて 国連のUNHCRのトップに立ち、世界中の戦争や紛争地を渡り歩き、難民を救いに行った人・・

 

そして、犬養毅のひ孫・・

 

中でも、クルドを救いに行った時は、本来は 国境を越えて渡ってきた難民を救う事を趣旨にしてたUNHCRが、

 

「難民に国境も何も無い!!」と、緒方さんの大号令で 国連のルールを変えてしまい、、

 

犬養毅の血が そうさせるのか、、

 

国連が国境を越えて、イラク領土内で難民を助けに行ったらしい、、

 

それまで 内政干渉の体からして、国連が領土内に入り込んで行って、活動を行うって、、

本来 有り得ない行為で、独裁政権や軍事政権の中 危険も伴って、過去 難民を見捨てて来た過程が在り、、

 

それを緒方さんは 完全に変えてしまったらしい。。

 

半面 東ティモールの時は、UNHCRのスタッフが 現地で虐殺された事もあり、、

 

UNHCRが背負った責任が 凄く重くなった とも言われてるのかな・・

 

20年位前に、公営報道の「週刊子供ニュース」で 緒方さんが招かれ、子供相手に 戦地の虐殺されたり難民として逃れて来たりの話を 露骨に話してて、、

 

子供にも容赦せずに 紛争と言う時事に対する 問題提起を促してた姿に 感銘を受けたな。。

 

昨今、変な偽善的風潮で 紛争や戦争や その支援を語られる事が多い中、、

 

「私達は 民間団体が救えない 危険な地域に入り込んで、救いに行ってる。」

 

「多くの同胞スタッフが 戦地で虐殺され、、苦しい想いをした・・」と 目を真っ赤にして 語ってたのが印象的やったな。。

 

時には 国連に加わった軍とも遣り合う事もあったらしく、、コソボを助けに行った時は、

物資の輸送で 軍の司令官と「我々のスタッフを危険に晒す事は出来ない!!」と、怒鳴り合いの喧嘩を したらしい・・

 

 そんな事を 露骨に 子供に語ってて、、

 

あの軽い番組が シーンとしてたな・・

 

 昨今、「女性は強い」と 軽々しく 安っぽく 使われる様に成ったけど、、

 

今の女性は 弱く成ったよな・・

 

むしろ、ホンマに強い女性は、緒方さんのような、昔の日本の女性 やと想う・・

 

 

緒方さんは、国連難民高等弁務官の退任時、最後の演説で、

 

「難民に尊厳を」を 言い残し、国連を去ったらしい・・