おぎっち

ヤフーニュースで 16歳の選手が渡欧してツールを目指すネタを流してましたね。

30年前、自分が二十歳の頃にフランスのプロ養成施設の寮にお世話に成った時、
少なかったですけど 日本人の若い選手が フランスの何処かで 走ってる噂は 何人か聞いてました。

ツールを目指して、若い選手がフランスのアマで走ってる話は 当時も何度か聞きました・・

けど、多くは社会人に成ってたり、実業団選手として来ていたり、学生くらいの選手だったり、、
若いと言っても 現地的にはオッサン?扱いだったと思います。

自分が居た 養成施設クラブの選手は、地元フランス人や マイナー国から遣って来てプロを目指してる選手等で それよりも ずっと若く、、

二十歳を越えてる選手は 既にプロ寸前の選手くらいで、、他はジュニアの選手やったり、19歳くらいでしたね・・

よは、二十歳前後でプロに成れなかった選手等は ほぼプロには成れない?感じで、、

みんな引退して、趣味として アマのセカンドカテゴリー以下で走る感じでした。

よは、大学生や実業団で活躍してる様な年齢は、フランス国内では ほぼ引退みたいなモンで、、

遅過ぎるんですよね、、ホンマにプロに成って ツールを走れるクラブに入るには・・

自分は ぜんぜん 選手を名乗るような立場でも無い 雑魚でしたけど、、

中には 日本人選手でも 評価されてる人が 何人か居ましたけど、、
結局 年齢が高く チャンスの大きなレースを走らせて貰える事自体が 少なかった?気がします・・

日本国内は どうしても 高体連 学連 実業団 と言う区分けがハッキリしていて、、

ファクトリーの実業団選手に成れたとしても、その時点で フランスではオッサンで、、
そこから遠征という形で欧州へ渡っても、、プロに成るには 年齢が高過ぎるんですよね・・

やから、ホンマは 高体連の年齢の時点で、日本国内のレールを完全に捨てて、
欧州の育成プログラムに加わらないと、間に合わないと思います。

理想的には、日本が国家プロジェクトを造って、能力の高いジュニアの若い選手等を掻き集めて、欧州の育成レースを走り捲って 育てて行くって事やと思います。

決して、日本のレールなんかに乗せず、欧州の育成のレールに乗せる事が 必至やと思います。

フランスの施設に居た時、一緒に走ってた19歳のニュージーランド人は、フランスの大きな育成レースでも勝ってましたし、
21歳の時にフランスのガン(クレディアグリコル)から 滑り込む様に プロに成って 数年後にツールを走ってました。

また、よくレースで一緒に走った 地元ブルターニュのジュニア選手も、
後々 ジュニアのブルターニュ王者に成ってて、ビックマートやコフィディスからプロに成り、ブェルタやツールを走ってました。

施設に ルクセンブルクのジュニア代表で来てたシュレック(兄)も、
ブルターニュのジュニアのレースに勝ち捲ってて、後にプロに成って、ツールで3位?くらいに成ってたと思います。

彼らに共通してるのは、みんな未成年の段階で、欧州の育成レースで勝ち捲ってて、、

逆に 二十歳以降の選手なんかは、プロに行くか 引退するかで、、施設のクラブには殆ど居なかったです。

まぁ、ほぼ全員 引退するんでしょうけど、、当時の自分がお世話に成った施設のクラブは フランスのDN1のチームで、
アマの中では最強クラスのクラブやったので、後にプロに成った人等を 何度も見ました。。

そう考えた場合、やはり このヤフーニュースで取り上げられた選手の 書かれてる言葉ってのは、凄く重要に感じますし、、

ホンマは イギリスのスカイや カザフのアスタナ、オーストラリアのグリーンエッジの様に、

国家戦略で 世界最高峰を基準とした育成プログラムを 欧州を舞台にして構築しないと、、

マイナー国の選手は 中々 ツールまで辿り着けないと思います。

そんな事を感じさせてくれる 記事でした・・

どうでも良い話ですが。。